書道チェッカー

書道に関する情報、知識を紹介していきます。

道具

☆雨畑石☆

どうも☆
書道チェッカーです!!

以前、このブログで硯を紹介したと思いますが、
硯にも色々と種類があります。

日本で作られる硯の事を和硯といい。
赤間硯も和硯の1つです。

赤間石は赤褐色が特徴ですが、
今回紹介するのは黒色が特徴の雨畑石!

『雨畑石』

山梨県で採掘される硯材。
和硯としての質は最上とされる。
墨のあたり、墨おりに優れた日本を代表する和硯でしょう。
また、水分を吸収しずらい。
水を入れて1日経っても、水が残っているといいます。

今から700年以上前に、日蓮の弟子であった日朗が
山梨県南巨摩郡にある七面山を開く為、雨畑に来た際に
早川支流の雨畑川上流の河原で偶然に蒼黒の石を発見して、
その石で上質の硯が出来ると言ったのが雨畑硯の発祥と
地元に伝えられている。

現在は、山梨県の郷土伝統工芸品に認定され、
価格の相場としては3万~5万円程度。
携帯用の小さいものであれば数千円。
装飾があり、大きいものになると数十万円します。

雨畑石の紹介でした☆

 

☆赤間石☆

どうも☆
書道チェッカーです!

小さい頃に河原に散歩に行った事がある。
河原には様々な石があり、
黒っぽいモノや白っぽいモノ、
赤っぽいモノ、緑っぽいモノ。色だけでも様々。

また形も平べったいモノもあれば、丸っこいモノもある。

なんでもそうだが
気にして見ないとスルーしてしまう事が多い。

石1つとっても
気にしてみるとそこには歴史を感じさせられる。

書道にも様々な石が存在する。

印材の田黄、鶏血。
硯石の端渓。

その中でも、硯石に注目したい。

今回紹介するのは

『赤間石』

赤間石は山口県で採掘される硯材。
赤間硯の石色は、主に赤茶色。
赤紫と青色が混ざっているものも時々あり、
青色だけのものは稀少。
色が違っていても硬度はほぼかわらない。
色以外と特徴は
粘り強度に優れている事。
その事から、彫刻加工に適している。
煤粒子の粗い松煙墨や膠の少ない油煙墨との相性がよく文字に伸びの良さが出来、仮名文字や細字、写経に適している。

逆に、
煤粒子の細かい墨や膠の多い墨では多く墨を磨れない事から
大量に使用する際には不向き。

現在は彫刻加工に適している事もあり
実用硯としてより
観賞硯としての価値が高い。

また、
800年以上の歴史があり、明治時代初期から中期にかけて
山口県に赤間硯職人が200人~300人居たと伝わっている。
硯の伝統工芸品認定されている。
しかし、現在は職人の数も1桁にまで減少している。


あなたも、観賞用の硯として
赤間硯はいかかです?

今日は赤間石でした☆
では!!
ギャラリー
  • 第7回 壘土舎展
  • 金澤翔子書展―共に生きる―
  • 第54回 書燈社展
  • 1万枚の書が!?
  • 電波少年のイメージ
  • 迷わない?
  • 書家になるので、やめます!ー有言実行ー
  • ペンより筆!
  • ペンより筆!