どうも☆
書道チェッカーです!!

美術館や博物館巡りは楽しいです!
やはり上野は美術館や博物館巡りには打って付け!!

西洋美術から東洋美術。
近代美術もあれば科学系のものまで上野で見れます。

美術もそうだが、
やはり、本物を見るというのはとても勉強になる。

本物には本物にしかない美しさとオーラというものがある。

今回、1つの国宝を紹介したい。

『秋萩帖』

秋萩帖とは
小野道風、藤原行成の筆と伝わっている
平安時代の草仮名の
書作品。
巻子本1巻からなり
和歌48首と王羲之尺牘臨書11通が書かれている。
東京国立博物館蔵の国宝。


LL_431名称については
右写真の1行目にあるように
『安幾破起乃(あきはぎの)・・・』で始まる事からこの名で呼ばれる。
また、正式な国宝指定名称は『秋萩帖』『
淮南鴻烈兵略間詁(紙背)』を2行書きとするもので紙背も含めて国宝に指定させている。

色替わりの染紙20枚を継いだもので全長842.4cm。
上下の長さは、第1紙が24.5cm。第2紙以降は23.8cm。

内容は
①薄い縹色に染めた麻紙に1首4行書きの和歌2首(第1紙)。

②濃淡様々に染められた楮紙を継いで第1紙と同じく1首4行書きで和歌46首(第2紙~第15紙半ば)

③第2紙~第15紙半ばと同じ料紙に王羲之尺牘11通分の臨写。
(第15紙途中~巻末第20紙)

④『淮南鴻烈兵略間詰 第廿』の写本。
『淮南鴻烈兵略間詰』は前漢時代の『淮南子』の許慎による註釈書
(第2紙~巻末第21紙までの紙背)

となっている。
 
①②、③、④は別々に伝来しているが、後に継がれた。

今日の紹介はここまで☆